[一気に接近して攻撃を続ける。
蹴りや拳を繰り出しながら、彼は受けているのかいなしているのかは分からないが、先生が来ないということは、ダメージが足りないのだろう。]
やっぱり君と敵対するのは安易な判断だったかもね。
最後の1人にするべきだったよ…今度は…クラス対抗で戦おうね。
[まるで既に自分の勝利が確定したかの言い草に、彼も流石に反論しただろう。
でも、肉弾戦しかないと思った段階でこの攻撃を避けるのは難しいはずだ。
パンチに見せかけて、彼の両手を掴んだ瞬間、頭の龍の目が光って顔面から炎を吐き出した。
それが直撃したのか、漸くガストン先生の声が聞こえた。]
僕の…勝ちだね。
[流石にぜぇぜぇと肩で息をしてしまう。]
君の弟子に鎖を使わなければ、もう少し楽だったのになぁ。
[そう呟いて、今度はカイルに向き直った。]
(6) 2013/05/14(Tue) 21時半頃