世界の核に成りうる力を秘めた、光と闇の交差点――ツァルとセラの意志が語られし古代言語の間。私達は、それを便宜上、『 Y 』と呼んでいる。この言葉その物が、世界因子を意味する言葉だと思って貰って差し支えない。[ふたつの古代言語。然し、どちらの言葉でも、全く同じ言葉を読む]古代言語『ツァレーデ』と『セレーデ』には幾つかこう言った、意味や文字を統一された特別な言葉が存在してね。『 I 』――世界、或いは原初、秩序、などの意味を持つ言葉。『 H 』――均衡。世界のバランスを主に意味する言葉。この辺りが、最も君達には覚えやすいだろうと思う。……まあ、その話はまた機会がある時でいいだろう
(6) 2013/05/25(Sat) 00時頃