― 回想/酒場にて ―
[もふもふは好き。柔らかくて、温かくてなにより触れても人を傷付けはしないだろうから。いや傷付けるどころかその毛並みは正に癒し。例え触れることが出来なくてもその考えが揺らぐことはなくて。だからこそ彼>>182に羨望の眼差しを。]
……ああ、おにいさんも腹ペコさんでしたか。
これは、これは。奇遇です……ね?
……、……ん?
[うんうん、と頷きながらにこやかに。「血が吸えないのはひもじいですよねぇ」なんて相槌を交え答えてから、何か可笑しいぞ、と静止。彼はもふもふの人狼で、恐らく血液を飲むような種族ではないだろう。つまりは……、]
あ、あの?
わたしのお肉を食べても美味しくない、ですからね!?
……というか、流石に肉を食べられるのは痛いですし……!
[いくら人より治癒能力が高いといっても痛覚はある。致命傷になるかどうかはともかく、痛い思いをするのは遠慮しておきたいところで。これが冗談だなんて露知らず、至って真面目に御断りをしてから溜息をひとつ。それから、]
(6) 2015/01/09(Fri) 05時頃