[>>0よりも前。
ホーの名前も自分の名前も呼ばれて>>2ふたつの首は丸くなったまま、くすぐったそうに瞼を揺らした。
突然のひやりとした感覚に後ろ足がぴくりと跳ねたけれど、ちょっとやそっとの天候ならものともしない黒の一張羅は、じんわりとそれを溶かす。
隣の首の上に乗せていた頭で舐めてみたりもしつつ、宮藤との会話を聞く。
(ねぇホレ、じーえむってなに?)
(…てうふぇる!!!ごはん! ごはんは、だれ?)
ケーゴの話題がメシの話だと分かった瞬間、座ったままではあるけども興味深げに耳を立てる。
(四人?ごはんよっつある???)
盛大な誤解はその後ホレに訂正されたが、分からないなりに一生懸命。なにせ、おなかがすいているのだ。
宮藤と、上原も来たなら彼らとの会話はケーゴに何も無ければ大人しく聞いて。おそらく内容は半分も理解できていないが、
ごはんの名前は関係ない。
ごはんが"どれ"かが分かれば良い。
ぶるる、と牙の隙間から息を漏らして
ケーゴに問われる>>3宮藤の顔を見上げた]
(5) 2014/12/18(Thu) 12時半頃