[使い魔の使おうとした魔法は、そのままエフェドラへと跳ね返る。
けれど、これだけでは、相手を倒すに至らない。
使うと、MPがぎりぎりになってしまう。けれど少女は追撃の魔法を行使する]
ほんとうは、こういう使い方、しないんだけど。
[ぼやきながら、放つのは衝撃の魔法。
普段はこんな使い方はしない。いつもは、高所から飛び降りる時の重力相殺や、飛び上がる時のアシストに使う魔法。
人に使うことに、ちょっと胸が痛む]
いたくしちゃって、ごめんね。
[痛いことは、嫌いだ。自分が痛いのも、相手が痛いのも。
エフェドラは軽そうだ。衝撃に体がすっ飛んでいく。
純粋な衝撃のみの魔法だから、大して痛くはないと思うのだけど、それでも痛いことをしたというのは主義に反する。
そのまま、補習室へと連行されていく姿に、眉を下げて謝って、少女はその場を後にする]
MP、なくなっちゃう。
補給しなくちゃ。
(5) 2013/05/13(Mon) 00時半頃