人狼議事

236 夜香木の宴


【人】 墓堀 ギリアン

[ギリアンの世界は、ひとつの輪で出来ていた]

[ギリアンの関心はその輪の内側だけにあり、外側の認識はおぼろげであった。
 ギリアンの思考は専ら、自らの内にある輪の形を変えることに費やされた。
 輪を絡ませ引き合わせる複雑な形ですら、いつしか思考の内で自在に生み出せるようになった]

[――いつか、"カアサン"を自称するそのひとが、まだ穏やかな声を発していた頃。
 あやとりという遊びをギリアンに教えてくれたことがあった。
 ギリアンはそれを理解した瞬間、生まれて初めて感銘に打たれた表情を見せた。
 それは、ギリアンの内側にあった世界そのものだったからだ。
 ギリアンは瞬く間にあやとりの名手となった。
 誰も教えていないはずの未知の図案を、ギリアンは次々と生み出していった]

[それは、家族がまだ、ギリアンのゆるやかな成長を信じていた頃の記憶]

(5) 2018/03/15(Thu) 01時半頃

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