……かんせい!おかえりダルマ〜ズ!
えへへ、掻き集めればなんとかなるもんだ〜
[ちょっぴりしたら、今年一番大きな独り言を叫んで両手をあげる。
なんと私ってば!玄関先に積もった雪をかき集めてミニ雪だるまを作っていたのだ!
両手にのるような全部で5体のミニダルマには、赤い実で目をつけて。
1体だけ大きい雪ダルマには、マリを模して猫耳をつけておいた。]
これでお出迎えも万全です!
ゲンゾーさん、コタツムリして中々出てきてくれないしぃ
[満足げにうっすら浮かんだ汗をぬぐう。
振り返って、コタツでラーメンでも食べてそうな彼を思えば勝手に頬を膨らませた。
さあ、お出迎えか。それとも私もコタツに戻ろうか。
皆が返ってくるまでは時間があるだろう。だからもう少し迷っていようかな。
…一抹の寂しさは、いつの間にか消え。明るい元旦の日に、帰る人がいるしあわせを私は噛みしめていた。**]
(5) esnsn018 2019/01/05(Sat) 00時半頃