―回想・3の部屋―
馬鹿だな……
[>>1:427遊ぶ友達が一杯いるなら、自分じゃつまらないから。
ついさっき同じ事を言った気がする。
自分が言ったときはわからないけど人がそれを口にするとわかる。
そうなら瀬志田は最初から声をかけねぇよ。
なんだかんだでお互い、何処か似てるのかも知れない。
無表情のままだった顔が、何処か変わるのを感じた。
それは見ているミニュイからは優しげな、切なさの混じる表情。
胸を押して離れた相手に手を伸ばす。避けられることがなければそのまま、その身体を腕の中へ。
もう一度耳元に馬鹿だな、と落としてすぐ離す。何を言われているのかわからないかも知れないだろうし、こんな事した所で彼は何も思わないかも知れないけれど。
ただの衝動、としか言いようのない行動。そこにどんな感情があるかわからないまま]
エイイチ。櫻塚、瑛一。
[なんか変化を起こしたのは自分の方だったようだから。呪文のように名前を告げると、今度こそ去って行く彼を黙って見送った**]
(4) 2015/01/25(Sun) 08時半頃