[マドカの言葉に、金髪の女性――もとい、クリスは、目をむいて驚いていた>>0:203
そんな風に純粋に驚かれると罪悪感すら沸くなぁと思っていると、
アマルテアが援護してくれ>>0:206、マドカの口から出まかせは真実味を増した。
その上で、さり気ない気遣いまで――ううむ、流石、アマルテアさん。マドカは内心で舌を巻いた。
マドカがしまった、と思ったのはクリスの様子を見てだ>>0:204
酷く戸惑った様子だし、目も泳いでいる。
もしかしなくても、初対面でグイグイ来られるのは苦手なタイプだったのかもしれない。
けれど、あちゃあ、と思ったのもほんの一瞬。
「仲良くできたらうれしい」――彼女は、そういってくれた。
だからマドカは、無知で無遠慮な宿泊客のまま、クリスの手をきゅっと握る]
はいっ! よろしくお願いします!
クリスさん、クリスさん……ふふっなんか、クリスマスって感じで素敵な名前ですねっ!
[単純にそれは、彼女の華やかな容姿と名前から連想したことを、そのまま言っただけだった。
それがどんな意味を持つ言葉かなんて、マドカはまるで、知る由もない]
(4) 2016/12/28(Wed) 00時半頃