[この男に捕らわれてから3日。
全身余すところなく性感帯へと開発されて、並の人間ならばとっくに発狂している。幸か不幸かそれでも正気を保っていられるのは、厳しい退魔忍としての訓練と、仲間を救う使命感の賜物だ。
5歳の時に孤児だった自分を拾ってここまで鍛え上げてくれた組織のためにも、仲間は一人たりとも見捨てられない。そのために救いに来たのだから。]
(目の前のこいつさえブッ殺せば、助けられる筈だ。
少しでも隙を……)
――ァ、くううぁぁっ……!!
[ひときわ強く突き上げられて、思考する余裕も奪われた。ひとりでに細い身体が跳ねてびくびくと震えを打つ。
また、達してしまった。
何度となく射精してもおかしくはない衝動が襲うのに、その出口は触手に塞がれて解放は敵わない。女の様に後ろだけで達し続けるばかりで、終わりのない快楽が拷問となってキルロイを犯し続けている。
言い返したくてたまらないが、今は全身で絶頂を押さえつけなければならない状況だ。口を開けば、その分気が緩んでしまう。
無様な声をあげないようにきつく睨み付けたまま、暴力的に与えられる感覚を堪えることだけで精一杯だった。]
(4) 2016/06/04(Sat) 00時頃