―墓地―
[寝顔じみたグレッグの死に顔を眺めれば何だかまだ離れ難くて、家へ送ろうとする自警団員にはもう少し此処に居ると告げた。去り際、此方に向ける眼は何処か気遣わしげだったが、そんなに酷い顔をしていたのだろうか。
そう言えば最近まともに食事をした記憶が無い。そのせいで顔色が悪かったのかも知れない。
墓地に連れて来られてからどれほどの時間が経ったのか。
墓守のギリアンに途中何事か話しかけられたような気もするが、あまり覚えてはいない。
不意に自分の名が聞こえて振り返れば、いつの間にか来たらしいシーシャが居て。>>4:99
謝罪のような言葉に目を瞬いた後、続いた言葉に数日前の自分の言葉を思い出す]
……シーシャさんは悪くない、ですよ。
[呼吸を整えながら腰を落とす姿を見下ろしたまま落ち着いた声を落とす。
そして一度彼から視線を外し、ぽつぽつと独り言じみた言葉を降らせていく]
(3) 2013/09/11(Wed) 01時半頃