― キルロイの部屋 ―
[>>1:384弱いノックの音は耳にも入らず、>>1:402強いノックの音は、嬌声の中微かに聞こえていた気がするが、与えられた快楽を貪るのに夢中で、それに気を配る余裕はなかった。]
――っ、ン、
[余韻に浸るのも一瞬のこと。
周囲の慌ただしい変化に、恍惚は霧散した。
>>1:401掛け布団をかけられると生まれたばかりの淫紋に触れ、甘い疼きが走り身をよじる。腹についたままの精液がひやりと布地に貼りつく感触がした。
呼吸を整える間に、四井はてきぱきとスラックスを履いてドアへと向かう。
四井に発散してもらったお陰で、飢餓感と疼きは多少楽になった。
幾分穏やかな表情で四井の背を目で追うと、脇から一人の人物がすり抜けて来た。>>1:414]
――影流?
(3) 2016/06/09(Thu) 08時半頃