[……改めて、俺の術は無力だと感じる。身体の傷は消すことは出来ても、それは彼にとっての救いだろうか。手に何者のものとも分からない性が付くのも厭わず、意識のないキルロイの身体に手を翳していく。額から鼻梁、顎から鎖骨、胸元から臍を通過して……ふと見慣れない紋を見とめて手を止めた]……。[刻印に対して意味は無いと分かっていても、消えるんじゃないかって莫迦な望みのままに手を翳す。何度も、何度も。治療の間、耳には亀吉の慟哭がずっと聞こえていた。仲間達の生存を希望に、山を調べ始める五月雨とラルフの声も。俺はただ、消せない傷が多すぎることに重苦しく息を吐きながらただ黙して力を使い続ける。凌辱を受け、悪魔に紋を刻まれ、この後どれだけ苦しもうと、それでも生きよ、と]
(3) 2016/06/07(Tue) 07時半頃
sol・la
ななころび
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