[ホレーショーが頭を上げる。
そうした彼の口からは、先ほど洩らした言葉が嘘に思えるような言葉が出てきた>>0:417。
それが、彼が生きた国の矜持にまつわる言葉だとは気づきはしないけれど。
それでも、思うことはあるわけで。]
確かに、あたしには君がなぁにやらかしたか理解は出来ないさ。
だが。国の主張や利と、個人の意見が噛み合わないってのは、珍しいことじゃない。
誰かに……何かに仕えていりゃ、まぁよくあることさ。
[思うことというのは、つまりはこういう事だ。]
頭下げて気が晴れたなら、立ち上がろうや。
正座なんて、したことないだろう。
[ややぎこちない仕種で正座したことを思い出し、無理はするなと言う代わり、立つように促した。
それにちょうど、少女達が茶会とやらに招く声音がしたから>>0:404>>0:414]
(3) 2015/12/09(Wed) 01時頃