誰だろうかと。先ほど心配そうにしてくれた花ではないかと思い短く返事をしながら扉を開ける。
たっぷり23秒ほど固まってしまったのはきっと仕方のないことだろう。]
鳳…さん!?
わざわざありがとうございます…あのでも今凄く酷い顔をしておりまして…
花ちゃんったら大袈裟…でもありがとお…
…おかゆ?鳳さん手作りの…
たべます。たべます!
[顔を見られたくなくて恥ずかしそうに顔を覆うが彼手作りのおかゆと言われて食べない奴がどこにいようか。
器をもちろんもらえるものだと思っていたのでテーブルの椅子に座りそれを待っていると視界に入ってきたのは予想外の光景で。]
1人で食べれます…からその。
[そう言いながらも伸ばされた蓮華に口が伸びる。少しの間何も食べていなかったので優しいおかゆの味が口一杯に広がる。
口に運ばれる少し前。きゅぅ、とお腹が鳴ってしまったのはきっと気のせいだと思いたい。
(3) 2014/04/19(Sat) 07時頃