ー 救護室 ー
[ マリーと会話を幾らか交わして、それから眠った赤毛。あれからどれくらい時間が経っただろう。疲労していくのは皆一緒、だけど身体が休めば再び聞こえてくるのは…建物が崩れる音や悲鳴。
少なくとも此処は…マリーも居るし、まだ安らかな気持ちで眠れる場所だったけど。 ]
………
[ ぱち 目を開ければ、視界に映るは白い天井。少し休んだら起こしてって言ったから、自分から起きたかマリーが起こしてくれたか。顔はそのままで目だけでその姿を捉えれば、 ]
おはよう、マリー。んー、よく眠れた。
[ にこりと笑ってゆっくり身体を起こそうか。いつまでもこうしては居られないから。たんたんと地に足をつけて、 ]
うん、もう痛くない。ありがとうね。…行ってきます。
[ マリーが見てくれたおかげで捻った足も良くなっている。何もなければ、彼女にひらひら手を振りながら、そのまま救護室を出るだろう。
“ また「ただいま」が言えますように ” *]
(3) 2015/02/08(Sun) 10時頃