ーー 昨夜:深紫 ーー
[乱れた髪と散らかった部屋>>2:136彼もまた、普段とは違っていた
それが何故なのか考えることは今は出来ない
どうしたのか聞かれてもあんなこと誰かに、ましてやヴェス先輩に言えるわけがなくてただ下を向いて嘘をつき、招かれるまま室内へ]
っ!ご、ごめんなさい
先輩は悪くないんです、俺が……あ
[表面に出る感情>>2:139その中に感じとれた苛立ち、誰かと重なってびくりと体を震わせる
冷静さが欠け隠そう誤魔化そうとした筈が三年であることを漏らしてしまう
口許に手をやり見開いた目はお気に入りだといつも着けていたカラーコンタクトの緑ではなく、黒
違う、どうにかしてほしいんじゃない、あのメールの前の関係に戻りたいだけなのに。それ以上は問い詰められても唇を固く結び語らなかった
譲られても床でいいと引こうとするが、二度目は頷いて寝台に横たわったことだろう
眠った後部屋の本来の宿泊者が何をしていたかなんて、知ることはなく*]
(3) 2014/04/12(Sat) 09時頃