―――はぁ…あ、ん…。
[ぼんやりする意識の中、『私』が切なげに声を漏らしている。
私の体には見たことのない生き物…いや、肉の管だろうか?がまとわりつき、身体を撫で回している。ただをれだけだというのに、妙に心地が良い]
(あぁ…またこの夢か…)
[そう、コレは夢だ…最近、気がつくとこの夢を見ている気がする。
夢の中の私はこの奇妙な生き物(?)に身をゆだね、あえぎ声を漏らすのだった。
私がコレを夢だと気づいたきっかけは簡単だった。
私の胸は、あんなに大きくはない。
むしろ、あの半分でもあれば、と思うほどなだらかだ。
私はこの夢に対してさまざまな感情を抱いていた。
羞恥、後ろめたさ、憧憬…。
そして夢の最後はいつも決まっている…「私」は、身体が存分に昂ぶると、ソコを両の手で開いてこの生き物に懇願するのだ]
んん…お願い…ここに…いっぱい頂戴…。
[淫らな顔でそうつぶやいて、そうして、実際の私が経験することはないであろう快楽へと身をゆだねる。
…そこでいつも目が覚めるのだった]
(2) 2011/10/07(Fri) 23時半頃