95 天国に一番近い島


【人】 妄執の誓い エフェドラ

―BAR 自室 ―


[声が。震えていることに、目の前の人間は気付いていないのだろうか。
心配するような言葉の中に滲む、恐怖。
怪我をしているとはいえ、紅い瞳に映る私は今までと何ら変わらない。
私はずっと。私のままだ。]

私がどうしようと…どうなろうと

[…けれど、きっと。]

君に応える必要、ないと思うけど

[変わってしまったのだろう。
変わって。しまうのだろう。]

知りたいなら、教えてあげる

[エフェドラは面倒臭そうに髪を掻き上げる。]

(0) may-schnee 2013/09/17(Tue) 22時半頃

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