―朝・宿の高級な部屋―
〔朝、同室の者を起こさないよう目を覚ましたオーレリアは静かに身支度をすませた。日々早朝から起きて糧を耕し祈る日々の彼女は朝方に週間で目覚めてしまう
念のため部屋から出て外の様子を見るというメモを残して物音で起こさないようそっと部屋を抜け出す。廊下からバルコニーに出れる場所を発見し少しだけ雨でも外を、昨日の…例の件の場所を診れないものか出てみた
しかし下を眺めてもよくわからない。やはり近づいた方がいいか、と周りを見回したら…人が倒れているような頭が見えた
とっさに近づく〕
大丈夫で…
〔その言葉は続かなかった
何故ならその人はもう…どう見ても死んでいたからだ…。しかもどう見ても獣が食った後のように…
とっさに声なんて出なかった。口を押えて座り込む〕
人狼…?
〔その呟きは誰かの耳に届いただろうか
計画書など目にも入らず小刻みに震える体を深呼吸して落ち着かせる。しかし表情がやはり変わったようには見えないだろう。顔色は青くなっているだろうが
無意識に手を十字に切って祈る。こんな時日々の行動が体に出るものだ〕
(0) 2017/08/15(Tue) 11時半頃