[現れた道を阻む姿。誰なのか見上げることもしない。それでも、その声>>3:182を聞けば……誰なのか分かるのだが、どうやらとても冷静ではない男はそれすら推測する余裕がない。
だから、妨害する足を無視して進もうとしただろう。]
ぅ、るさ……ッげほ!ゲホッ!!……は、…ララ……ララ……!
[恐らくその声も、既におかしくなっているだろう。喉がうまく機能しないのだ。むせて止まっている間だろうか?
────一瞬、ヒヤッとしたものが背に触れた。
背だけじゃない、足もか?
……まさか、皮膚を浸透し骨と反応していくとは夢にも思わず。かかった皮膚は火傷したように爛れていたが、その痛み"程度"では男は止まらない。]
……ッ、が!…ぁ"あ"ぁああぁ!!!!げ、ほッ!
[恐らく男が身悶えたのには少しだけ時間差があったか。チクリとした痛み。今のはなんの液体だ?ブチリと肉を裂く音が聞こえた。いや聞こえたなんてものじゃない。これは背中が背中に何か背中が背骨が背骨が背骨背骨ががががが!!!!!!]
(0) purin3 2016/03/06(Sun) 06時頃