[>>=35問いに返された答えは否定ではなかったけれど。
理由までは教えられぬまま、褒美と称された行為に移行していった。
ひんやりと冷たい硬質の感触は緩やかに酔いを醒ましていって、けれど身の内の熱は燻らせるように触れていく。
どれだけ意識を失っていたかは分からないがそれなりに長かったのだろう、強張った筋が伸ばされていく自体は心地良いもので。
なのにそれ以外の気持ち良さを感じてしまう自分が恥ずかしくて、せめて伯爵に悟られないように声を押し殺していたのだけれど]
ぁ、あ、ゃあ、ん、ん…─!
[秘所へと滑らされた指と、そこに手を伸ばされた理由を告げられて。
感じてしまっているととうに知られていた恥ずかしさと、勝手に感じてしまう自分自身のはしたなさに涙を滲ませながら、直接の刺激に堪えられぬ嬌声を部屋に響かせた*]
(=36) 2019/12/11(Wed) 23時半頃