[>>=24抱え込むように腰に手を回された所で、胸まで掛けていた毛布が落ちてしまったけれど伯爵の手は空いていないし私も動けないので食事が終わるまで身体を隠すのは諦めて。
口元まで運ばれたスペアリブに少しづつ齧りついて、ゆっくりと咀嚼して飲み込んでいった為に食べ終わるまでは結構な時間はかかったことだろう]
…ごちそうさま、でした。
[酩酊は変わらぬものの、食べさせてもらった御礼くらいは忘れずに云えた。
酔いを冷まそうとでもするように頬を撫でられた指先に口元も拭われていって。
離れるその白い指に汚れが移ってしまっているのに気付けば、こちらからその指先に手を伸ばしたのは綺麗にしなくちゃという単純思考。
伯爵が手を引かれないなら、己の口元に運んでぺろ、とした後。
ちゅ、と舐め取ってから、手を離した]
(=26) 2019/12/11(Wed) 19時半頃