246 とある結社の手記:9


【鳴】 子守り パティ

[もし、あたしの普段のやりとりも、この声のパイプを通って船頭さんのほうへ届いていたのなら、きっとわあわあと慌てて繕う余裕がない声か、子守唄が時折届いていたでしょう。

 あたしのほうから、問いかけをしたことはまずありませんでした。
 独り言や鼻歌があれば、それで充分だったのです。]

(=8) 2018/07/25(Wed) 19時頃

← ↓ ■ □

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】