[心臓がぎゅうっと締め付けられるような夢。それでも、わたしが泣き叫ばずにいられたのは、いつもそこに、だれかの手がそこにあったから。ずっと握っていてくれたの。『大丈夫』『大丈夫だ』って言ってくれるたびゆっくりと強張った身体がやわらかくなっていった。男の人みたいな女の人。あの声、今なら聞き覚えがあるんだ。それに、ほら見上げれば きっと顔だって ―――― ]
(=6) 2013/02/04(Mon) 10時半頃