【墓】 長老の孫 マーゴ

[王の宮殿は天宮《ｿﾞﾃﾞｨｱｯｸ》程に煌びやかではない。
堅牢な造りは実直であり、堅く聳え立つ。
その奥にひっそりと存在する王座に一人の男が座り、侵入者たる男を見て笑う。]


　あー…お前、現セラ王に似てんなぁ。


[姿形というよりも、その波動《ｱｳﾗ》を指しての言葉。
おそらくは本質は違うのだろうが、感じる気配に似通った物があった。]


　で、お前は誰だ。


[じっと射抜くような視線が侵入者たる男へと向く。
僅かばかりの警戒心と、興味が入り混じった視線が向いた*]

(+501) 2013/06/09(Sun) 01時頃