【墓】 研修生 キリシマ

―　幕間・その１　―

……ご苦労様です。

[戻ってくるなりホゥ、と一声啼いた白い梟《モルス》に、
珍しくねぎらいの言葉をかけた。

無事に捨て子《闇の子》を孤児院まで送り届けることができた>>1:398ようで、
安堵とも憂いともつかない吐息を零す]


そういえば、マーゴには……、
好きな遊び、というものはあるのでしょうか。

[問いかける声音には興味が滲む。
彼女も森の王の楔となる前は唯人《ﾉﾙﾏｰﾚ》に混じって――否、唯人《ﾉﾙﾏｰﾚ》そのもののように、
他の子供達に混じって遊んでいたはずだと、ふと、思って]

(+452) 2013/06/09(Sun) 00時半頃