─ 二人部屋へ ─[はじめのうちは、少しゆっくりだった足取りも、コテージが近付くにつれ、警戒気味に早まった。 建物の中に入ってしまえば、それこそ、誰にも気付かれぬようにと、急ぎ気味に部屋を目指す。] ……ッこいしょーっと! …………っ、は~……ぁ[疲労も結構あるが、それより、緊張から開放されて、どっと力が抜けた気がした。 掛け声とともにライジをベッドの上に下ろすと、そのまま自身も、上半身だけベッドの上に突っ伏した。] ライジ、シャワー…… 先に…………[先に使うか、と言いかけてから、少しだけ逡巡し]
(+179) 2015/11/19(Thu) 23時頃