[思わぬ犬の攻撃に、吸血鬼は怯み一旦身を引いた。
犬は言う事を聞かぬ身体に鞭打ちながら、ふらりふらりと危うい足取りで立ち上がり、また構えをし。]
……はっ。
[眼前に居る吸血鬼を嗤った。]
お前、…やっぱり、下っ端…だな。
ノスフェラトゥ、様はな…ただの一発ですら攻撃させて、ねぇぞ?
[それなのにお前は弱いな、と言外の意味を込め笑い挑発した。
本当はヤニクを傷付けていたのだけど>>2:64、あれはあれでカウントに入れていない。
勿論入門試験の時に一撃を入れたのだが>>2:233>>2:237、それを口にする事はしない。
ともあれ、眼前に居る吸血鬼のプライドを傷付け仕返しは出来たのだが。
与えられたダメージが思ったより大きく、ぐらりと視界が揺れ、意識が遠退きそうになり、足がふらついた。
これ以上、目の前に居る吸血鬼と戦うのは危険だろう。
だが、犬は怯える事も、逃げる事もせず、闘志を向け続けていた*]
(+132) 2015/08/08(Sat) 19時半頃