[ 「大丈夫さ」 って言うせんせの声>>+75が なんだかとっても小さくて、さみしくて わたしは口元をきゅっと結んで、降り注ぐ声にわらいかける。 相変わらずどこか皮肉っぽくて、諦めたような笑い声は 「しめっぽいなあ」と思ったけれど。 ( カビちゃいますよ ) そう言うかわりに、手のある場所を伝い探して 握られた拳>>+76ごと包み込む。 ( わたしの手じゃぜんぜんおさまりきらないけれど ) ] ……さいしょはね。 だあれもわたしを見てくれないのが、怖かった。 けどもう寂しくないです。 ……きっと、みんなどこかに居るから。[ おとうさまとおかあさまも、何処かにいるかしら。と。 ]
(+85) 2015/05/20(Wed) 21時頃