[上衣を持ち上げる手に重なった自分のそれは、停止を促すものでも、嫌悪を示すものでもない。堪えるから次の課題を与えて欲しいとの、一種のおねだりだ。細か過ぎて通じないだろうが、肯定している事だけでも伝われば、それで良い。]……センセぇ、センセ―――……[平らな胸で申し訳ないと、其処に滑る指にくすぐったさを感じて少しばかり胸を張る。名を呼ばれたなら応えようと口を開くが、熱に浮かされたようにただただ繰り返す現状を見ると、昂ぶりもどうにもならない所まで来ていると察する事も出来るのかも知れない。]
(+69) 2015/11/28(Sat) 00時半頃