[男の子が、壁から離れる>>104。
思わず踏まれそうになって、あわてて避けた。
おのれ、乱暴な。
でも許してあげるんだ。後で、『素敵な家』>>3:190を、用意してくれるはずだから。
ねぇーえ? これ、なに描いたの?
見上げてもう一回呼びかけたけど、やっぱり男の子は何にも答えてくれなくて。
そのまま廊下に出ていちゃった>>118。きっと、何かをするために。
せっかちだなぁ。
そう思いはしたんだけどね、ちゃーんと追いかけていたんだよ。
アイソつかしたりは、しなかったんだ。
この子がしたいこと、よく分からないけど……大事な用事があるんだよね、きっと。
だって、この子言ってたもん。『頑張ってみようか』>>3:173、って。
よく、分からないけど……キミが言ってた『みんな、幸せ』、なれるといいよね>>3:189。
男の子の後ろ姿を見上げながら、なんかふわふわした体のままで、一生懸命走ってく**]
―Side.実体のない猫・2階の客室で・了―
(+61) 2011/12/11(Sun) 17時半頃