………ッ、は……
[>>+52いつも大体、躊躇いがちな行為ばかりだった。
すぐブレーキをかけがちで、こんな荒い口吻など、記憶にはない。
けれど今は、そんなものかけられやしない。
深い色の髪を鷲掴んだまま、欲望のままに口腔を舐め回し、吐息を絡ませていれば、口端から溢れた唾液が垂れるのが見えた。
それを拭ってやることすら忘れ、擦り寄る身を慈しむように抱きしめる。]
……ん、 ゥ………ッ
ライジ、さん、ッ……!
[>>+53握り込まれた下肢は、ちょっと刺激されただけで、気の早い体液を滲ませた。
>>+54こちらからも手を伸ばして触れた先も、やはり、少し湿っていて、そのさまにこちらの熱まで煽られるように上がってしまう。]
ふ、は……っ……
[要領を掴みきれぬまま、強く握って擦り、腰を押し付けながら、先程まで髪を撫でていた手を頬へ、首筋から胸元へと滑らせる。
はだけさせても良いかと、視線を向けたのはほんの一瞬。
了解が返ってくるよりも先に、指は不器用に動き出す。]
(+56) 2015/11/17(Tue) 18時半頃