[隠し事を一つずつ明かしていく>>+47
彼の目には自分はどう映っているだろうか。彼のような隠し事を自分は持たない。自分が有して隠すのは彼への思い。憧憬や憧れをひっくるめて、そうして今は食事を楽しもうか。>>+48
そうだな、と彼の言葉に頷いて]
じゃあ、ぜひ沢山食べてくれ
[作り過ぎたぐらいなんだ。と
彼がサラダとチーズをつついたのを待ってから、焼きたてのパンを渡そう。小気味よい音をさせて食事をするのをじっと眺めながら自分もパンを口に運ぼう。もう一枚と強請られるのなら、再びオーブンを動かして、少し待ってくれと出て。
また彼を観察する事にしようか。
シチューを掬い、食べるのを見るのも楽しく。目を輝かせる姿に良かったと安堵を浮かべた。美味しそうに食べてもらえる。こんな倖せな事はあるだろうか。今まで一人で済ませてきた食事に戻るのがどこか寂しい気もして]
(+53) 2019/08/05(Mon) 23時頃