164 冷たい校舎村3-2


【墓】 鉱滓地区 チェビイ

[メールを送信して、息を吐く。
穂積さんみたいに、ご家族が送ってくださってるならいい。]

 無理、してなきゃいんですけど。

[一度携帯電話を閉じて、ぎゅっと握り締めた。
ぽつりと零れた言葉は掛け値なしの本音だ。
学校で時々オーバーワーク気味に見えた彼女が、
今も無理をしていなければいいと思う。
頼って欲しいと願った気持ちは今も続いていて、
自主的に動くことも多々行ってきたけれど、
彼女にとってはそれも負担だったんじゃないかって、
時々不安になる。

ため息、ひとつ。
また連絡のつかない面々に電話をかけようと、
携帯電話を開いた。**]

(+46) 2015/07/15(Wed) 01時頃

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