―5月10日 早朝/念話―
>>+28
だからって、そのままグズグズしてるのかって話だ。
…、悔しいじゃねェか。──バカ正直に生きてた奴程、さっさと死んじまう。どうしようもねェクソ野郎より、先に。
死んじまうのは、馬鹿だからだがな。
……それでも、…ンなのは、……嫌ェなんだよ、俺は。
[無茶苦茶な、繋がりもないような言葉を、己の思考の、感情の纏まらなさをそのまま発したように思念と化した。…自分よりも先に彼女が死ななければいけなかった理由は、やはり己の感情には得心がいく出来事ではなくて]
──、
…女の、割にはな。アンタは悪くねェ。
二度は言わねー。…そう思いたけりゃ、それで良いさ。
[人としての彼女の在り方に、確かに惹かれていた事。自身は決してそうできないであろうと、理解していた生き方が本当は眩しかった事。バカだと吐き捨てながら、忘れずにいた事。
……そんな己の思いを、伝えられるこの瞬間に一度でも伝える気になったのは、前の日にクシャミが露蝶の意思を伝えようとしてくれた事に因る事だったのだろうが、そこまでは彼女に話す事はない]
(+30) 2013/08/07(Wed) 22時半頃