……う、わっ!?[緊張に、ついきつく握りしめていた携帯が突如震える。飛び上がらんばかりに驚いて画面を見れば、東彩からの着信だった。兄を僅かに気にしながらも、慌てて電話に出る。]は、い!……東彩くん?[名前を呼んで、それから。東彩も、あの空間にいたはずだ。だけど、こうして現実で、この世界で電話がかかってくるということは、つまり。鳴り響く心臓を抑えながら、すう、と息を吸う。]……あの、東彩くん。おかえり、なさい?[もしも彼が本当にあの世界にいたならば、この言葉が通じる、はず*]
(+25) 2015/07/12(Sun) 22時半頃