まあ、それまでが色々と大変……ん?
[此処から城に帰るまで面倒だなぁなどと考えていた時、突然背後から「メェェ」との鳴き声が響いた。
振り返るとそこには此処にいるはずもない綺麗な子羊の姿>>+14が]
あ
[その姿は過去散々に見てきた事がある。"あの人"の使い魔だった
首に引っさげた筒の中には手紙が入っており、それを取り出して覗いてみれば>>+15]
…そうか、センセイも弟子に巡り会えたんだな
こりゃあ半端な鍛え方したら俺が殺されそうだ
[『待ってるからね?』の一言に何故か重圧を感じつつ、吸血鬼はその場で親指を噛みちぎり血を媒介とすることで即席の小さな赤茶の蝙蝠―――即ち使い魔を召喚する]
ちょっと待ってろ
[そのまま所持していた羊皮紙に、失礼かもしれないが野外であるので簡単に手紙を書くと蝙蝠の足にくくりつけて飛ばした。センセイの魔力はわかるのでちゃんと届けてくれるだろう]
(+24) 2015/08/07(Fri) 02時頃