―病院前―[重く垂れこめるような雲を見上げて、ただ、病院の前、植木の柵にもたれていた。まぁ、何というか。じっとしていられずに来たものの、ただ、中にいる彼女らと顔を合わせづらいってだけ。誰かの中での出来事といえど、滅多刺しにされた原因は、まぁ、感づいてはいて。だから、っていうのもあるかもしれないね。だから、手袋を擦り合わせて、マフラーを巻き直してから、空を見上げる。冬の大三角形は、よく、見えない。**]
(+24) 2015/11/06(Fri) 00時半頃