[寝かしつけようとした主は大人しく寝てくれただろうか。
次の日より、目を覚ませば屋敷を探索がてら
眠る猫達を撫で、起きている猫に軽く挨拶をして]
初めまして、…ジェフと申します。
以後、よろしくお願いします。
[粗品ですがと鰹節を渡せば、早速、屋敷の掃除に取り掛かっただろう。正しい弟子の役割マニュアル本を片手に汚れものを洗い、干して猫達に案内をお願いし、料理の準備に取り掛かり、テーブルの上へ。
デザートには、もちろん主リクエストのレモングラス。キャットニットも用意して。]
さて、どうしましょうか。
[芸は身を助ける。人間の名づけ親の元で育ったおかげでこういった酔狂は、お手のものだった。悪魔としては、かなり健康的。だが、果たして、猫の王のお気に召すだろうか。
主に満足いただける、其れこそが誉れだがと、紅茶の準備をしながらも、行ったり来たり。]
考えても仕方ありませんね。
イっちゃん様に食べてもらい、直接伺いましょう。
[そして、あっさりそう結論を出せば、主の元へ向かう前にもう一仕事。愛馬の世話とあと一つを。彼の手を煩わせるわけにもいかない、とても大切な事。]
(+23) 2015/08/09(Sun) 17時半頃