『遅くなってごめん、皆まだいる?今から、千景と一緒に学校まで行くね。そうかからないと思う』
[雪斗たちが知った衝撃的な事実>>+2のことなど何一つ知らないまま、雪斗にメールを返す。
千景とともに学校の方へ歩きながら、いくつか他愛ない会話を交わしただろうか。その合間、ふと夢のことを思い出して]
…そういえば、俺、実は少しズルしてた。
さっき千景が話してくれたこと、家でうたた寝してた時に見た夢で、一度聞いてたんだ。
[何気なくそう言いながら、不思議だよね、と笑う]
その時は、俺はたぶん動揺し過ぎて、千景のことを傷つけちゃった、ような気がする。
[友人たちがマネキンにすり替わり、ひとりまたひとりと消えてゆく、夢。重ねて、そこで千景から打ち明けられた秘密にひどく打ちのめされて、自分のことで手一杯過ぎた。
夢の中の千景を、ひとりで泣かせてはしまわなかっただろうか。そう思うと、夢の中の出来事なのに、胸の何処かが痛んだ]
……ごめんね。
[苦笑しながら、思わず謝罪を零す]
(+22) 2014/04/18(Fri) 01時半頃