あなたも、これで死体のまま動きまわる運命からは、抜け出せたんですね。
……と言っても、俺達が感じる認識と、あなたの抱いている認識とでは、大きく隔たりがあるのかもしれませんが。
[おそらく己よりも巨大であろう熊は、きょとんとした瞳をくりくりさせて、撫でる男を見つめ返す。
ぶふぅ、と鼻息が漏れたことに気づき、思わず男はたじろいだ]
あぁ……すみません。俺、こうゆうの好きでして>>2:72。
つい、触り過ぎちゃったかもしれません。
……嫌でしたら、遠慮なく言ってくださいね。
って、ん……はっ……ふぅ……。
[熊は、ぐっと首を伸ばし、撫でる男の顔を舐めている]
……随分と、好かれてしまったようです。
さしずめ、俺は金太郎と言ったところでしょうか。
どちらかと言えば、酒呑童子みたいな悪鬼の方が、より近いような気もしますけど。
[大人しい熊は、まるで意味が分からないとでも言いたげに、こくりと小さく首を傾げた]
(+22) 2011/12/07(Wed) 01時半頃