[照りつける日差しを避けるため帽子を被る。
声をかけてきた>>+7のは、バーカウンターで共にウィスキーを空けた詩人の彼。本日、日常へ帰るのは私と彼と花柄シャツとスーツでキメた小洒落た男>>+10だけのようだ。
差し出された名刺を受け取ると、聞いたのある旅行代理店のものだった]
ほう、どうりで。
[旅について思い入れが深いようだったのはこの為だったのか。ぼんやりとあの夜のことを思い浮かべる。静かで穏やかな時間だった]
それでは次はノックス君を指名して旅先を考えようかな。
[ブナティラに一人で再訪するのとは別に、助手達を連れたペット連れ可の近場の旅を。
貰った名刺をノートのポケットに大切にしまって、名刺を取り出すか一瞬考えてやめた。旅のプランナーを頼めばまた出会えるのだから、別れの前のややこしい行動は慎む]
あぁ、そうそう、なにぶん今回の旅行はプライベートで来ていて名刺を切らせていてね。
……私は、オズワルド。
[外国人ですという自信満々な顔で、二人に向かって名乗った。
本当は、顔が濃いだけの純日本人である]
(+21) 2017/07/11(Tue) 17時頃