[低く囁いた声は、音量の割に良く聞こえた。 辺りに人も、動くものもない為に。 無理もないだろう。時間が時間だし、他者が見に行くのであれば、遠くからでも火の手が見える火事の側で──勿論、自警団と同じくココアが頼るべきである義妹も、この場にはいない][抱きしめていたから、彼女の反応は見えなかった。 また顔を赤くしているのかもしれない。 けれど今度は、そのまま引き下がるつもりもなかった]*
(+18) 2018/12/08(Sat) 22時半頃