…こんばんは
アリーさんこそ、来てくれてありがとう。
[呪文がわりのベル。
どこか昔を思い出して眼鏡の奥で目元が緩む。
彼の到着を待っていたといわんばかりの反応の速さに我ながら恥ずかしくなるが、差し出された紙袋をきょとんとみつめ。此れはと首を傾げた。説明を受ければ成程と納得を]
ああ、お酒を用意するのを忘れていた…
ありがたい。
[紙袋を受け取れば、それならどちらも使おうと彼を家の中に。以前祖父母が住んでいただけあって家具は大きく古いものが多い。彼がジャケットと帽子を脱ぐのなら、掛け。そうして椅子の上に黒手鞄を。食事場所は、古い大きな机と椅子が四つ。
テレビもあるが目立つのは花を生けた花瓶や調度品だろう。
其処に本と、先ほど買ってきたベルもある
古時計は其れ等の主ともいえるような姿をして佇み]
(+18) 2019/08/03(Sat) 09時半頃