―広い部屋―[ルーカスの登場と共に現れた扉は、どうやら開けることができないらしい。熱の回る身体を引き摺ってドアノブを引いてみても、向こうの世界を覗き見ることはできなかった。溜め息をついて、わざと視線を逸らしていた場所を見つめる。新たに増えた質素な扉>>+1、昨日ルーカスが言っていた新たな客人の話を思い出した。誰だろう。思い浮かべようとする顔はぼやけて、誰でなければいいと願うことすら許されない。苦痛に奥歯を噛みしめながら、扉の前に立ち尽くした**]
(+12) 2014/06/27(Fri) 19時頃