まだ……終わってはおりませんね>>4:*120。
ご無事とも、生きているとも、言えないのかもしれませんが。
[それは男が幽体と化していた所以なのか。
己と異なり己と近しい奇妙な感覚が、亡き人である男の胸に去来する。
じっと立ち止まる男をちらりと見上げ、「どうかしたの?」だったのか、それとも「変だよねぇ」だったのか、熊がセシルに鼻先を近づけた。
男はその様子をじっと見つめる。
果たして、男はいつまでここにいたのか。
新たな諍い>>13を察するか、まして仮に悲鳴が>>31聞こえたならば、とっさにそちらに向かったことだろうが――――。
どちらにしろ、男の存在を感じとれることができる者は、ごくごく限られた者だけではあっただろう**]
―屋敷内・殺し合いの果て・了―
(+11) 2011/12/09(Fri) 01時頃