──旅路の果て:タリンにて──「──おばあさま、花が咲いてる」[キネーンとは随分かけ離れた、小さく長閑なそこは、街の名を示す看板が掲げられていたわけでもなく。だから、足を踏み入れた最初は、気付かなかった。違和感を覚えたのは、黒髪の少女が、車いすの老いた老婆に語りかける光景を目にした時だ。「おばあさまが今、肩にかけてるストールの色と一緒。桃色の、小さな花よ」[花弁の数、色かたち。少女は、それらを懸命に老婆へと伝えている。その様子と老婆の挙動から、その老婆が盲目であることが察せられた。いや、──それよりも。それは、キネーンを出てから、久しく見ることのなかった"こども"の姿。そうして、この世界でもう殆ど見かけることのなくなった、"老いた人間"の姿だった。]
(+6) 2015/09/22(Tue) 00時頃
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ 人狼議事lobby 人狼議事morphe 人狼議事cafe 人狼議事perjury 人狼議事xebec 人狼議事crazy 人狼議事ciel SoyBean Sangria @hello_giji @7korobi