……主様……
[触れられぬようにと距離をとる姿は、己を見捨てた師を思い出させる>>4
最初から我慢できなかった理由――そうだ。それは唯
仲間として影流が大切だったから。同じ目にあって欲しくなかった。彼は、朧を信じていたから
自分のように騙されて欲しくなかった。あいつは光だ
汚れていい存在じゃない。あいつには一族がある
尊敬する先輩もいる、仲間もいる帰る場所がある
あいつにとってキルロイがそうであるように
己にとっては、彼が唯1つ残った忍としての欠片だった
水の手に掴まれ、ずるずると床を引きずられても悲鳴すらあげない様はいっそ不気味か
悪いことをしたことはわかっているし。温度のない瞳にさらされて
呪いの回った身体は悲鳴を上げるが、心はどこか凪いでいた
もう、要らないという言葉すら]
……そう
[唯、諦めた様に笑んで受け入れた]
(+3) 2016/06/13(Mon) 14時頃