196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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朧に1人が投票した。
雷門に1人が投票した。
志乃に3人が投票した。
芙蓉に1人が投票した。
小鈴に2人が投票した。
志乃は村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
日蝕
暗い日蝕が村中を覆い、お互い顔も名前も解らない。この闇夜は丸一日続くだろう。他人になりすまし、議論を混乱させることもできてしまうかもしれない。
現在の生存者は、朧、雷門、明之進、亀吉、沙耶、芙蓉、小鈴の7名。
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 07時半頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 10時半頃
楽士 ウトは、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 11時頃
浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 12時頃
浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 12時頃
女中 おみつは、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 13時頃
浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 14時頃
女中 おみつは、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 14時頃
―勝手場―
嗚呼、そうであったな。
小雀自身の為に、しのに刃を向けている。
[理由は既に、ただひとつ。]
好色……美しいものが好きだとは言っておったが。
[亡霊の言葉は途切れたきり、聞こえてきません。小雀殿の言葉に籠る想いも聞こえては来ぬものです。]
――何を言う、「薬売り」。
それとも、そんなに死にたいのか。
[殊更に強調するのは、その本分を思い出して欲しいからです。死んでは殺されては果たされぬからです。]
そこの、久慈も!薬売りも……
口出し無用、手出し無用!
黙って見ていることが出来ぬなら、即刻立ち去れ!
[キッと強く二人を睨み付け、柄をやんわりと握り、小雀殿に向けて脇差を構え直すのでした。**]
―大階段→大広間―
[ふと、消える灯。
男はゆるりと立ち上がり。
彷徨うような足取りは壁伝い。
全ての始まりの、大広間へ。
辿り着けようか。
暗がりには何処に何があるやも判らぬ。
開けた扉の奥へと *声を*]
誰其彼、どなたかいらっしゃいますかな?
[芙蓉に、死にたいのかと問う言葉に、小さく笑って。]
ねぇ。『さっちゃん』こそ、長刃を抜かないのは何で?
世っちゃんを殺めた時に、使えなくなりでもした?
[志乃が沙耶と何度も呼んでいたために、本名を知る事となって。
わざと、その名を口にする。]
アタシは、脇差で充分?
それとも、自分を殺めないと聞いて、安心している?
アタシを本気で殺めようとしない限り、狙わない。
アタシを止められない。
それが分かっていて、そうしないのは。
――……ねぇ。この人を、本当に守る気があるの?
[酷い言葉。
だから、言ったじゃない。
器量も性格も身分も誰より悪いアタシの、何がいいのよって。]
[志乃を庇う様に、前へ出る芙蓉。
狙うのは、その後ろの志乃。]
[どうしようかと思った、その時。
ふっと、明かりが落ちて。]
[芙蓉の腕の届く範囲、志乃の包丁の届く範囲。
迷わずその中を潜り抜けて。]
[志乃の背に回り込み、心臓の位置にナイフを差し込む。
そのまま、そのナイフを、肩の、脚に刺さったものを抜いて。]
[脇差を構えた人が暗闇の中に居るので、危ないと。
掴めたなら、明之進の手を引いて、勝手場を後にする。**]
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― 大階段・踊り場 ―
[己が声に重ね、みつが座り込む男の名を呼ぶ。>>6:+38 其の声は雷門へと届いたか、否か。 其の背を眼に入れてから暫く、己はみつの背を叩く手を止め]
そろそろ泣き止んだか?
………嗚呼、別嬪さんが台無しだ。
[少し身を離し、未だ縁取る涙の雫を己が親指で拭おう。 此の手が血で汚れていなくて良かったと思う。]
(+0) 2013/01/11(Fri) 18時頃
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[階下からは何やら言い争う声が届く。嗚呼、また鬼が人の心に生まれているのか――薔薇は未だ贄は足りぬと云うのか。 己は少し眉を寄せながら、名残惜しくも感じつつ身を離そうとして]
………さて、 此処から少し移動する、 ―――っ、
[其の瞬間だった。 全ての灯りが落ち、館を闇が覆ったのは。
咄嗟に己は離そうとした腕を取る。]
(+1) 2013/01/11(Fri) 18時頃
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[闇の中届く衣擦れの音は雷門が立ち上がる気配か。
闇の中でも人には薄っすらと路が視えよう、然し斯様に闇に満たされてしまえば、己が視力はほぼ無きに等しい。 いま視えるのは只目の前に在るみつの姿のみ。 其れすらも此の手を離してしまえば、もう。]
………すまん、みっちゃん。 情けねェ話だが、何処か連れて行ってくれるかね。
[ゆるり手を重ね、そっと握りこみながらみつへと乞う。 あの中庭で案内を頼んだ時と同じ、勝手は伝わっておろう。 嗚呼――全く格好の付かない話だが。**]
(+2) 2013/01/11(Fri) 18時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 18時半頃
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――エントランス→廊下――
[屋敷の扉を何度も蹴ってみるも。 扉は全くといって開く気配を見せない。]
やっぱり開かへんか
[ふぅと溜息をつき。 廊下を少し歩いていると。 >>6:69 鞄と数冊の本を抱えた芙蓉はんを見つける。 先ほども同じようにどこかで芙蓉はんを見かけた気がする。 たしか芙蓉はんを追いかけていったら…。 突然腹のほうから激痛が走り思わず顔を歪める。 さっきまで染み一つなかった着物が赤く染み出していた。]
(+3) 2013/01/11(Fri) 18時半頃
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[不意に芙蓉はんの声が聞こえ答える。]
何を言うてますんや。芙蓉はん。 何をやれんと言うてますの?
>>6:103 [芙蓉はんはわしの言葉に応じることもなく。 廊下の先を見据えて瞬く間に駆けていった。 その風はわしの言葉をさらりと流して消してしまった。
はたと思い出し手前の腹を見てみると。 そこには相変わらず染み一つない。 エド紫が広がっていた。]
(+4) 2013/01/11(Fri) 18時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 20時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 20時頃
―― 大広間 ――
[気がかりだと、亀吉の声に向ける視線はやや心配するように。されど、共にというのなら、否定することもなく一つ頷く。
顔色はあまりよく見えぬが、止めて無理にでも行ってしまえばもっとよくない。]
……手が必要になったのかも、しれないからな。
[芙蓉はどこへ向かったのだろう、ここより前ならば書斎だろうか。さして距離のない部屋ならば、呼びに行けば良いだろうと判断し、彼と共に大広間を出る。]
―― 大広間前 ――
[廊下に出ればやはりひやりと空気は冷えている。
相変わらず握り締めたままの『おるごおる』すら、冷えて指先をちりと焦がすように。]
……寒いな。
芙蓉は、まだ……
[芙蓉の姿は見えるだろうか、辺りを見渡すもどこにも見えぬ。故に、亀吉の行動を、男はさほど不思議に思わなかった。
身を屈め拾い上げた、その物さえ瞳に入れず。]
…………、
[亀吉の声で初めて、彼のほうを振り返る。
先ほどと、その内容を思い返そうとして、切れ長は一つ瞬く。
人殺し、と。
自らの名を冠す、その声に。]
……、貴方、が?
[青き双眸が此方に注がるる。
男はゆっくりと、視線を下げていった。
その先には――黒い、鐵。
訳本で見た、銃という名の、得物。]
――否。貴方も。
[問いかけは首を振りて否定し、無意識に『おるごおる』を強く握り締める。もう一度その青き視線に、己がそれを合わせて。
館で鳴り響いた破裂音は、彼が引いた引き金によって齎されたことを知れど、責めることなど誰ができようか。]
俺も、……同じだ。
……殺したんだ……、慶殿を。
[彼の手も、己が手も、命の灯火を消したもの。
表情に浮かべたのは苦々しい、それでいて色のない、微笑みだった。]
……、貴方は、また
それを…………使うつもりか。
[責めるまでなく、男は真っ直ぐに問いかける。
出来ればもうそれが、嘶くことがないように。彼が罪を重ねぬようにと。
その場から動けずにただ、じっと亀吉から視線を外すことはなかった。]
―勝手場―
[『平ちゃん』と呼ぶ小雀殿をたしなめたのが随分と懐かしい気が致します。眉を寄せて小雀殿の言葉が終わるのを待ちます。
ナイフを的確に投げる、くの一の如き小雀殿を相手とし、言を素直に受け取りはしません。殺さずとも怪我を負わせられる程、小雀殿に躊躇いはないのです。
長刃が使えないからでも、安心しているからでも、本気で殺めようとしていないからでもありません。
本気であるからこそ、短い脇差に変えたのです。振り抜いた隙に懐へと飛び込まれても対処出来るよう。投擲されたナイフを手早く打ち払えるよう。
お嬢様を怒らせるような言に、ただ短く返されました。]
[後手になるのは仕方ありません。腿から足へと伝い落ちる血が、じわと吸い上げ重みを増そうとする袴が、早くと急き立てているかのようです。
不意に暗闇が訪れました。明るさに馴れた目は眸に残る光に惑わされて何も見えません。
視界の端で銀色が動きました。]
後ろ!?
[振り向き様に銀色目掛けて刃を横に薙ぎます。聞こえた声は―――少年の声。
志乃殿の肩に刺さったままのナイフが災いしたのです。闇は小雀殿に味方したのです。]
――――――――っ!!
[悲鳴は音になりませんでした。]
― 回想・勝手場 ―
[脇差は、懐へ飛び込まれる事を懸念しての物とか。
ナイフを払うためであったとかは、気付かなかったのでした。
懐に入るのは、動き鈍らせてから得る一瞬の好機のみ。
刃が長い方が、それだけ距離を取り続けねばならず。
懐に入りにくく、投擲の精度も威力も下がると。
そんな風に考えていたから。]
― 勝手場 ―
[小鈴の手を掴む。小鈴が振り払えば、傷つけることも厭わず力を込めればきっと振り払えた。それでも二つの煌きは零れ落ち
もう一度手を伸ばすことはきっと、小鈴を傷つける。
己が傷つくことは構わなかった。
それも――自らの意思だと。
けれどまだ、わかっていて誰かを傷つけることは、出来なかった]
|
―勝手場―
[命の終わりは、呆気無かった。 暗闇の中、ほんの一瞬。]
―― あ
[驚きにこぼれたたった一文字が、急速に遠のいていく意識の中へ、吸い込まれていく。]
(+5) 2013/01/11(Fri) 22時頃
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|
[嫌だ、と思った。
死は終わりで、苦しい哀しみ。
己は身体を内側から蝕むものを抱えて、何も出来ずに座敷牢に閉じ込められたまま、其れを迎えるのだと思っていた。
けれど、今。 あの狭い牢から誘い出した子供が用意した館で、ひとつの"未来"を、己の希望を手にした、今。]
(+6) 2013/01/11(Fri) 22時頃
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[死其のものではない。 希望が失われることが、哀しい。]
(+7) 2013/01/11(Fri) 22時頃
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[明かりが落ちる。
対応しきれず瞬けば、目の前をすり抜ける猫のようなしなやかな気配。落とされた謝罪に呪縛は解ける]
―――ま…っ
[悲鳴は、あっただろうか。
刃物を抜く音が、数度、ひどく響いた。
この音は一生忘れないと、どこか冷静に考える、一瞬。人が倒れる音に、闇雲に手を伸ばした]
|
さ や
[彼女の傍らに、もう居られない事が哀しくて。]
―― 沙耶
[彼女をもう守ることも出来なくなるのが、哀しい。
彼女がせめて無事であるようにと、願い ―― 命の灯は、消えた**]
(+8) 2013/01/11(Fri) 22時頃
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